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診察時間

 

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咽頭期のメカニズム

 

ゴックンで咽頭に送り込まれた食塊を食堂に送り込みます。

 

この時、気管側に食塊が入らないように、気管の入り口に蓋をして、送り込みます。

 

ここからの一連の筋肉の動きは、不随意的な反射運動になるため、意識でのコントロールは、出来ません。


① ゴックンで反射開始

舌を上顎に押し付けて、前方部を封鎖、軟口蓋(上顎の後ろ部分)を後ろに伸ばして、鼻腔側を封鎖します。  舌骨を引き上げてゴックンします。 この時、甲状軟骨(のど仏)も引っ張られて引き上げられます。

・口腔遮断

・鼻咽腔閉鎖

② 喉頭蓋が、反転して喉頭を封鎖

食塊が、喉頭腔に入らないように喉頭蓋が反転して、喉頭に蓋をします。 この時に、左右の声帯も閉じられて、誤嚥を防ぎます。

・喉頭蓋反転

③ 喉頭部の収縮と輪状咽頭筋の弛緩

通常、食堂の入り口は、輪状咽頭筋により閉じられています。 その為、食べ物を食道に流し込むには、輪状咽頭筋が緩んで食道入口部が開大する必要があります。

・咽頭収縮

・食道入口部開大